不動産投資に興味を持つ人

思い込み2 小規模な取引から始めなければならない

安価な物件でリスクの低い取引から始めて、徐々に規模を拡大していくべきだ……、そう考えている人は多いでしょう。安価な物件の費用なら、今の私にも用意ができる、それ以上の物件を扱えるはずがない、そう考えるのは当然かもしれません。しかし、高額な物件の方がリスクが低い場合はどうでしょう? それが可能ならもちろん、効果で利回りも良いものを選ぶと思います。でもそんなこと、資産以上の融資を得ることなんて、不可能では?

ローンの担保がその秘密です。少額の物件の場合、ローンの担保となるのは買主個人の所得、資産です。この場合、あなたは既得の条件以上の融資は得られません。しかし、大きな、高額の物件の場合、そのローンは、買主の持つポテンシャルではなく、物件自体に担保されるのです。

先ほどのアメリカの投資者の例では、必要な総費用は9,000,000ドル。あなたの資産の額に無関係に、この物件はその価格に応じた融資の可能性があるのです。この物件は、集合住宅でした。高額な集合住宅の場合、その管理はプロに任せることになります。これは自己負担の軽減を意味します。それにこの件では、彼は身銭を全くきっていません。つまり、総じて言えば、高額で大規模な取引の方が、リスクが低くなる場合があるということです。

さらに、リターンを決めるのは、物件評価の変動ですが、小さな物件の場合、評価の上昇は、イコール、周辺地域の物件価値の上昇です。自分で自分の評価を上げる、ということができないのです。対して、集合住宅のような大型投資の対象不動産は、それ自身のお金の流れ、つまり賃貸収入が上がれば価値が上がるというように、自分で自分の価値を上昇させることができるのです。ローリスク・ハイリターンは、このような条件からしか、生まれないのです。