不動産投資に興味を持つ人

思い込み3 頭金ゼロ、安く買い高く売る転売、という理想

不動産投資を、デイトレードのようなもの、つまり初期投資なしで差額が生まれ次第売る、ということの繰り返しと考える人は多くいます。それも一つの手に違いなく、実際にそのようにして儲けを出している人々は存在します。しかしそれは難易度が高く、危険も大きいものです。頭金なしでの投資とは、物件が100パーセント融資対象になるということ。つまり、収入の大部分が月々の支払いに割かれるということです。頭金ゼロの場合、貸し手のリスクは増大し、応じて、金利も上がります。高金利を支払いながら物件を維持することは困難です。例えば修理箇所を一定期間放置せざるを得なくなりこともあります。この場合、リターンの決定的な要素、物件評価の上昇というものが、外部の要素が良くなり物件価格も上がるだろう、という他力本願の運営によって見込まれることとなります。月々の利益を投じて物件運営を改善し、自らの手で価値を高めていく、ということができません。

既得物件の運営よりも、新しい不動産の購入が大事ではないか? もちろん、次の取引を始める必要があります。しかし、そのために、持ち物件を売り払う必要があるでしょうか? すでに、共同出資を用いれば、場合によっては身銭を切ることなく、大きな取引を開始できるということを示しました。次の準備は、大金を用意することではなく、価値のある新たな投機の話を、パートナーたちのところへ持ち込むことです。

また、物件を売り払うことは、そのまま、利益の上昇、つまりは税金の上昇となります。まとまったお金が欲しい場合でも、高い税金を払わず、必要分を引き出したいものです。その場合、売却ではなくリファイナンス、つまりローンの組み替えを行えば良いのです。そうすれば、物件を所有したまま、次の投資を開始することができる。家賃収入を維持したまま、次の投機が行えるのです。リファイナンスで得られる資金は課税対象にもなりません。